傷口に塩を塗るか薬を塗るか

人は突然誰かに傷つけられることがあります。

もちろん逆も然り。

傷ついた、傷つけた、その時の傷口に

何を塗るか、塗られるかが問題なのです。

 

たまには、痛みに追い打ちをかけるように

塩を塗りたくられることもあります。

人からの言葉や自分の記憶や思いが塩になり、

痛くて辛くて惨めで、救いが無くなった気がして

ナメクジみたいに消えてしまいたくなります。

 

薬はどうでしょうか。

本物の薬は、きっと愛情由来だと思います。

一見、塩に見えてもそれが全てではありません。

耳の痛い注意は塩ではなく、薬です。

言われている時は、本当に傷が痛むし

辛くて悲しいし、惨めだけど

それは自分でも感じていた、分かっていた傷を

治療のために無理矢理えぐられているから

辛いだけなんですね。

でも、薬を塩だと思っていると、

きっとその傷はマシにはならないでしょう。

 

悪意のある発言と、愛のある発言

きちんと見分けをつけて

開いた傷口が綺麗に治るように

自分にも愛をもって、癒えることを待つのです。

 

今どき、薬を塗ってくれる人なんて稀です。

塩を塗られたみたいに痛いけど、

薬を塗ってくれる人は

とても大切にしなければいけません。

 

でも人格否定は絶対塩だから

それは真に受けてはいけませんね!

あくまで薬は愛情由来です。

 

いつまでも素直な気持ちを忘れず

薬を塗ってもらった傷口を

キレイに治して笑いたいな、そんな気持ちです。